小説

□父 愛
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こなたと付き合うことになってからだいぶ時間がたったあとのことだった。




こなた「もぅ。かがみたちとも普通に接しなよ!」





こなたの悩みの種だった




柚樹「ん〜どうにもまだねぇ。しかもあいつとつかささんのほうはB型だろ?B型は無理だわ。」



一向に自分以外とは喋ろうとしないゆず




昔の彼女もB型


昔のことで血液型がネックになっていた。



この日は部活がなくこなたに誘われて本屋にいくことに。




柚樹「こなたはアニメとかすきなんでしょ?よくマネージャーやるね。」




こなた「まぁ録画してるから大丈夫だけどね。深夜アニメとちがって時間ずれること少ないし。」




ゆずが目的で入ったとは今後ともいわないつもりのこなた



柚樹「好きだねぇお前も。」



そんな話をしてると目的地に到着。



店にはいると驚いた。



柚樹「………俺は出る!!」



逃げようとする柚樹をつかんで離さないこなた。




こなた「ここは私とオタクの素晴らしさを分かちあおうよぉ!」




普通の本屋と比べ消費者のターゲットが明らかにオタクな店 ゲマズ。




柚樹「俺までオタクだと思われる!」





こなた「大丈夫だって!ゆずは見えないって!ってゆうか別に見えたっていいじゃん!」




柚樹「……こなたぁ。俺、家に墨汁忘れたからとりに行くわ。」



こなた「はい。墨汁ならここにあるから大丈夫。」



柚樹「いや、すずりも忘れたし。」



こなた「はい。すずりもあるよ。」




柚樹「…………。」





なんでもってんだよ!



諦めて二人で店内をまわることに。




柚樹「…すっげぇところだな。見たことないゲームや本がずらりだ。」





こなた「もう普通の本屋じゃ満足できなくなるよ♪」




柚樹「これがいわゆる萌えの世界か。理解しがたいな。うん。みんな同じに見えるもん。」




こなた「全然ちがうじゃぁん。」




といってるこなたの手には同じ本が何冊も。





柚樹「同じやつ買うのか?」




こなた「これは基本でしょ♪」





柚樹「………。」





こなた「はいはい。違うよね。どうせオタクですよ。」




柚樹「一人で三冊も買うのが基本ってすげぇな。
したら○万部突破とかたまにあるけどあれは買ってる人数はその三分の一くらいなのか?」




こなた「いやぁさすがにそれはないんじゃない?皆がみんな三冊買うわけじゃないし。」




そうしてこなたは同じ本を購入して店をあとにした。




その日の帰り




柚樹はこなたを家まで送ることに。



柚樹「んっ。」




柚樹は恥ずかしそうにこなたに手をさしのべた。




そのことに少し驚くが柚樹の恥ずかしそうな顔がなんともおもしろかった。




柚樹「嫌ならいいんだぞ。」




こなた「誰も嫌とは言ってないじゃぁん♪」




手と手を会わして歩く二人。



付き合うことになってから柚樹は少しかわった。前まで結構大胆だったが付き合うことになってから恥じらいみたいのが出てきた。




こなたの家の前らへんにくるといきなりこなたは手をはなした。
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