小説

□男 盛
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朝飯

財前「この丼ぶりで普通に2杯。」


今のモチベーション


「朝からんな食えねぇよ」



しかしなんとかたべきった。
朝から初めてこんなにお腹いっぱいのまま練習の準備。

練習会場までバスで移動。


かと思われた。


財前「走っていくから。」


練習会場まで走っていった。
朝から、練習前から疲れた。


でも午前の練習はそんなにきつくなかった。

セットプレイの確認とかだった。

財前「京介!幸村!朝比奈!ちょっとこい!」


三人が呼び出され財前の考えた特別メニューをこなした。

要のキック精度が重要なこの戦術は今はまだ成功率3割以下のできだった。

財前「最後の大会までに成功確率をたかめておくんだ。
そしてここぞというとき以外にはつかうな。」


この三人以外はダイゴを中心にセットプレイと筋トレをした

セットプレイが中心であまり疲れることはなかったのだが……




帰りはバスで帰れた


昼食


柚樹「お腹へってる?」


要「いえ。まったく。」


午前にあまり動かなかったせいで腹がまったくすいてなかったのである。


昼飯はうどんだった。


昼食もなんとかクリア。午後の練習の前に時間があるので部員のほとんどが昼寝した。


午後の練習

バスで移動し、

練習

きつい練習のあとに走りは堪える。


そして再び夕食


PM 6:00


今のモチベーション


「鬱」


柚樹「またあんな苦しみ味わうのか。」


しかし今日からごはんの量がへった。


まあそれでも男盛二杯だがかなり助かった。






今回吐かなかった勇者はかなりいた。一日目のおかげで胃袋がふくらんだ感じがあった。
それでも苦しいうちには変わりはない。




二日目終了


〜三日目〜




午前はセットプレーの練習をやりこんだ。
合宿前に考えてきたセットプレーを実践でやってみる。その中でも使えそうなやつをピックアップする。

午後は激しい練習になった。

その中でも財前は一際厳しく京介を指導した。



財前「京介!そこちゃんときめろよ!
キーパーの練習してんじゃねぇんだぞ!」


これが財前がいきなり厳しくなる最初だった


財前「そういう入り方じゃシュートコースほとんどないだろ!考えてサッカーしろよ!」

練習後の走りもどんどん厳しくなる。

京介「何なのよ財前の野郎。めちゃくちゃ俺に理不尽なんだけど。」


軽くふてくされていた


柚樹「それだけ期待されてるってことだろ。」



そして夕食。


再び鬱。


〜四日目〜


いつものように練習の準備をしようとするこなたを財前が止めた。


財前「今日ボールつかわないからださなくていいよ。
全員集合!」


ボールつかわないの?
サッカー部なのに?
なんて考えた。


全員が集合した。

財前「午前はボールをつかいません!午前中に10Km走ります。」


空気が変わったのをこなたは肌で感じとった。

酷くよどんだ空気になった


みんな嫌な顔ひとつしなかったが内心めちゃくちゃ気分が落ちていた。

今のモチベーション

「ホームシック」



京介「家かえりてぇ」

そうつぶやくのもしかたなかった


10Km走るといってもまんま10Km走るのではなくて100m○本200m○本というように分割してやるのだ



財前は3つにグループわけをしインターバルを短くした。

三年生最後の夏合宿。
三年生が走り、声で引っ張りそれに二年、一年もついていく。
が、当然ついていけない者も少なからずいた。

暑い夏

日差しが体力をうばっていく。
そして最後のメニュー。

財前「最後は全員で1Km走るから。
今までタイムに入れない奴いても見逃してたけど最後はシビアにいくから。
ひとりでも入れなかったら1Kmやりなおしだから。
あと一発で入れたら午後は休み!」



一同「フゥーーー〜〜♪」


みんなテンションがあがりまくっていた。

このあと一発でタイム以内に走りきったのは言うまでもない。




財前「明日は紅白戦やる予定だから今日の午後は明日のためにしっかり体休めろよ。」


こうして午後は体力の回復に重点をおき、各自休息をとった。

それでもご飯の量は減らなかったため、きつい一日となった。

〜最終日〜


財前「じゃあメンバー発表するから。
まずAチーム。
FWに京介、廻!
左に幸村。右に○○。
トップ下天海。
ボランチに●●。」


ダイゴ「!!(外れた…)」
本来ボランチはダイゴのポジションだった。つまりスタメン落ち。

呼ばれたやつらは元気よく返事をしていた。


財前「左バックに●。右に●◎。
CBに●●◎と神谷!」


ダイゴ「えっ?は、はい!」

ダイゴが呼ばれたのはCBのポジションだった。

つまりはコンバートだった。


財前「初めてのポジションだろうけどおもいっきり自分らしく、はつらつとやってこい。」


ダイゴ「はい!」


ダイゴには何故自分がCBなのかわからなかったがやれと言われたからにはやるしかない


試合開始


ダイゴのプレーはすぐにまわりに溶けこみ、その攻撃的な守備は相手FWの自由をうばった。
ボランチからCBになったことにより360度見渡す必要がなくなり180度だけでクランドの全体が見れるため、余裕ができより的確な声がだせるようになった。

そんな奮起するダイゴを見てほかのDFも負けられないと奮起する。


財前のねらいの1つは成功した。


試合のほうはというと

柚樹と京介のコンビで得点するもダイゴとDFラインの連携ミスで失点。最後は太陽の強烈なミドルシュートで


2-1



結果はAチームの勝利だが内容は五分五分だったので今後レギュラー争いが楽しみだった財前。


チームはダイゴの連携という課題を残したが確実に成長していた。



財前「じゃあ午後は海です!!」


一同「キターーー!!!」


昨日の午後の休みのおかげで体力はまだまだあった。

財前「海パン忘れた奴は泉はいてもフルチンだから。」

一同「イェーーーーーー♪」



こなた「いや、イェー♪じゃないでしょ。
(何でわたしが見たくないって発想にならないかな)」


もうあきれかえっていた
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