小説

□怨 念
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このあともう一回電話がなったが出れるはずもなく無視。


もうこなたの部屋でみんなねることにした
あまりの恐さに女たちは男がいたほうがいい。
男は一人でも人数が多いほうがいいということからみんなかたまって寝た。


そんなみんなが寝静まった深夜に起きてしまったやつがいた


つさな「…んっ(おトイレいきたい)
ねぇおねぇちゃん。おトイレいきたいんだけど…」



かがみ「自分でいきなさい。」



半分眠っているかがみは適当にあしらった。

そのご、こなたにもいったが聞いてもらえず京介は起きる気配すらないほど深く眠っていた。

そこでやむをえずまったく話をしたことのない柚樹のほうにいった。

あまり仲は良くないが今はそんなことをいっていられる時じゃないので柚樹をおこした。


つかさ「幸村君…おきて。」


柚樹「んっ?」


驚くほどはやく起きた柚樹
実は寝てない


つかさ「おトイレいきたいんだけど…一人じゃこわくて。」



柚樹「…俺も行きたいから…一緒に行くか。」


二人でトイレに行く。柚樹もつかさがB型ということを忘れ協力していくことに。

柚樹「なんか話してまぎらわすか。」


つさな「うん。」


暗い廊下はより一層怖さを増した



柚樹「まぁなんだ。悪いな。いままで冷たい態度とってて。」




ここで?!

それ言う!?

みたいな


その結果

つかさ「(どんだけ〜)」


もう柚樹は頭がおかしくなりそうだった。
つかさは柚樹の上着をつかんで離さないし
柚樹が前になって歩いてるし

闇は深いし

後ろから何かにつけられてそうだし。



常に五感を働かせて浴びるように情報を享受してる人間は乏しい情報に対しものすごい恐怖を感じる生き物だ

墓場で見る光は「ひとだま」やら「幽霊」だと思う

それはあまりに情報が乏しいが故に人を怯えさせる
その乏しい情報は得てして人間のいらぬ想像を駆り立てる

この自然な心理を知ってはいたが怖いものは怖い


それでもなんとかトイレまでたどりついた。


つかさ「幸村君いるー?」

柚樹「おぅ!」


先につかさが用をたしそのあと柚樹が用をたした
ドアの前で見張り役のような役割をはたした

二人は何事もなくこのまま部屋にもどり寝た。




今度はこなたが起きた。



こなたもトイレが理由でおきた

こなたが起きたときテレビがついていた。



ザァァァァァァ


部屋に静かに砂嵐の音が響いていた。


だれかがあやまってテレビをつけたものだと思っていたがこなたは見落としていた。







時間帯的な砂嵐ではなく

再生と表示されていることを
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