小説

□あふたー☆すとーりー
3ページ/7ページ








ゆずなんて大っ嫌い







私は確かにそう言った



確かに…


言ったんだ…



今、病院にいる


どうやってここまで来たかは憶えてない

救急車にのったんだろうけど憶えてない


ゆず、いっぱい血が出てた


痛かっただろうな


いっぱい涙流してた



あれは私が


酷い事を言ったからだ…



洋子「―――こなたちゃん…」


急いでここに駆け付けたのか。息をきらした柚樹の唯一の肉親である母、洋子がきた


洋子「一体どーなってるの!?警察の人が来て…」


こなたは思わず抱きついてしまった

不安で仕方なかった


警察「ご家族の方ですか?」


警察官が話かけてきた


洋子「は、はい…」


警察「すいませんこんな時に。警察の者です。事故の状況を説明したいんですけどよろしいですか?」


洋子「はい」



警察が話ををする前にこなたが聞こえるかもわからないくらい小さく口をひらいた


その事故の説明をするかのように




こなた「私の…せいだ」


洋子「こなたちゃん…?」


こなた「私がゆずに酷い事いったから…
だから…あんなことに…」


洋子「こなたちゃんっ。これは事故なのよ!?」


こなた「その原因は私だ!!」


洋子「こなたちゃんっ!!違うっ!こなたちゃんっ!」

こなた「私の…私のせいなんだ…っ」



足に力が入らなくなったのか、その場で泣き崩れた



精神的に不安定でこなたは泣き止むことはなかった
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ