小説

□らすと☆すとーりー
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こなたの回想




高級そうなレストラン

そこで出されたのはリッチな料理


雰囲気のよい店内

そこの店の伝説はこなたはしっていた



この店の今座ってるその席でのプロポーズは成功するという伝説だ


ようやくプロポーズするのか

こなたは気持ちに余裕をもって待っていた



だけどゆずはマナーを守りながら食事するだけ

何かサプライズ的な事を起こすこともなく店をでた



柚樹「美味しかったね」



こなた「う、うん…」



フェイント?

少し肩を落として
柚樹の車に乗って走り出す

ムードをよくする曲がながれるが一向にゆずはプロポーズしてこない


柚樹「ちょっとよりたいとこあるんだけどいい?」


こなた「いいよ」


車はどんどん人気がないところにすすんでいった



車は公園のまえでとまった。


柚樹は車から出ると公園に1つだけある椅子を見ていた

こなたも車から出た


こなた「ここは…」



柚樹「俺たちの思い出の場所」


そこは柚樹が負けたら必ずいく所
薄暗い公園を照らしているのは2つの外灯と月しかなかった

柚樹はその椅子の所まで足を運んだ

階段を上がりこなたからは見えなくなった

間も無くして柚樹は上から顔を出しボールをとってくれといってきた


こなたは車からサッカーボールをだして投げつけた


慣れた足つきでリフティングをしながら会話した


柚樹「最初は俺と京介。今ここは俺とこなたの場所だな」


こなた「そうだね」


確かにそうだ

初めは柚樹と京介の二人の場所だった


それから京介に教えてもらってからは自分とゆずの場所になった



これも京介に感謝しないといけない



柚樹「そういやこなた。上にこなた宛ての手紙あったぞ」

ようやく来たかとこなたは階段をあがり椅子をみた


木の椅子の間に手紙が挟まっていた



直ぐに手紙を読んだ


手紙――


人を信じるという事はなんて難しい事なんだろう


あなたを想えば想う程、不安や嫉妬がついてまわる

想いの分だけ傷は増える


手にした幸せを失う怖さに怯えるくらいなら

そんなものなんかいらないと言えれば楽になれるのかな


だけどそんな気持ちであなたを見ると

疑うことはそれだけで悲しい事だと知りました


何を犠牲にすることより
あなたを失うことが怖い


こんなにも人を愛すことは
強さでしょうか?

弱さでしょうか?


未来何てどうなるものかわからない

だけど俺は今日と同じか、それ以上に

明日もあなたを愛してます

From

―――



こなた「(誰からか書いてない…)」


柚樹「手紙読んだ?」


こなた「読んだよ!」


柚樹「何て書いてあった?」


こなた「すごい嬉しいこと書かれたけど誰からの手紙かわからないや」


ゆずが凄い勢いでこちらにくれとすぐに確認した


ゆずはあちゃーっといった表情で頭をかいている


柚樹「こなた」


こなた「ん〜?」


一気に真面目な表情に切り替わった


柚樹「結婚しよう」


こなた「やっと言えたね」


柚樹はポケットから小さな箱を取り出した
開くとダイヤの指輪が

柚樹はそれを手にとりこなたの左手を引き寄せた


こなた「…………」



柚樹「…あれ?……あれ?」


こなたの指に合わずブカブカだった


柚樹「……あ、サイズ間違えた?」


こなた「………」


こなたの正拳突きが入った



柚樹「ゲホッ。……なんでだよぉ。ちょっとミスっただけじゃんかぁ」


こなた「女心わかってないなぁゆずは」


こなたの正拳突きは急所からはずされていた
少し怒ったように階段をおりて行った


柚樹「まてよ!こなた!」


こなた「またないよ〜だ。ゆずのことなんか!」


ゆずはこんなもんだ。その気取りきれないゆずも好きだ
すごく純粋で裏表がない

少しぬけてるけど大好きなんだ


こなた「ゆず!幸せにしてね!」


さっきの正拳突きで失敗したとおもっていたのか驚いていた


柚樹「まかせとけ!」



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