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□きみをよぶ
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◎７２時間お待ちください
道すがら准くんがここはあれでそこはどれでと丁寧に説明してくれたおかけでだいぶ思い出してきた。
すれ違う人は知らない顔ばっかりでつまんないけど、作戦室とかランク戦ブースに行けばきっと知ってる顔もいるよね！
「この部屋に城戸司令はいるはずだ。おれは業務があるから、また後でな」
「うん！ありがとね〜」
さてさて、帰着報告から1時間と少し経ってしまいましたな。
…城戸さんになんて言い訳しようか。
…。
いやいやいや！だってね！
本部がいくら広くなろーが！隊員がいくら増えよーが！！
城戸さんの！極道の親玉級のっ！圧力は！！
変わんないでしょうがッ！！
「なまえ、なに仁王立ちしてんだ？」
「……………………今度こそ迅だね？ひさしぶり」
これから討ち入りなのよ、と答えると迅はポカンとして、それから大笑いした。
城戸さんの首とりにいくのかよ？だと？例えだよ例え！
討ち入りになってしまった理由、迷子について話すと、迅の笑いは声になっていなかった。ヒーヒーいってるけど、わたしたち2年ぶりだよねぇ？なにこの反応。
なんでさっきこいつと准くんを間違えたんだわたしは。ありえん。反省。
「はー、笑った笑った。大丈夫だよ、お前は怒られない」
「ほんとにぃ？…でも迅がそういうならそっか」
迅には『未来予知』のサイドエフェクトがある。少し先や、遠くて動かせない未来がわかるらしい。
そんな反則級な能力に背中を押され、恐る恐る扉を開いた。
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