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□きみをよぶ
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◎実はけっこう長いんです
「なまえ！！布団の上に巨大ガマガエルがいるぞ！！！！」
「っつっ！？〜〜っつ！！！？」
が、がまがまがまがま、ガマガエルどこ！？
ちょおっ、まじで勘弁してけろ！！
「ぶふっ！ぶはははははっ！！」
「は！？え、おま、出水！？」
およそ6畳の部屋の角で壁にはり付くわたし（17）。
数秒前までわたしのいたベッドの傍らで抱腹絶倒の出水公平（17）。
なんなのこの状況は！！
「ひー、や、そこまで飛び退くとはな〜。おまえのがよっぽどカエルだな」
「トリガーオ…」
「待てまて待て！落ち着け！納豆巻きやるから！」
「わーい！そいや帰ってからなんも食ってなかった！」
1本受け取ったら、もう1本やるから一緒に来いと言われて部屋を出た。納豆巻き最高。コンビニ最高。
「つーかおまえ、帰ってたんなら出迎えに来いよ！」
「いや、こっちのセリフだし。あんたが遠征行ってるとか知らんかったし」
わたしどんだけ寝てたんだろと日付を聞くと、なんと３日経っていた。眠りの天才か。
城戸さんが言っていた遠征中のA級は太刀川隊、冬島隊、風間隊だったらしい。そんで太刀川隊の出水がわたしの所に来たのは、例の黒トリガー捕獲任務の件だとか。
「そーいやさ、なまえもこの任務呼ばれたってことは、冬島隊に戻るん？」
「ん〜、たぶん、それはないなぁ」
「なんで？」
「いや…」
あー、昨日の報告で言い忘れたこと思い出しちゃった。
しかも、かなーーーーり重要なこと。
…よし、この任務が終わったら報告しよう！ついでにすれば大丈夫！なはず！
雑すぎる作戦を練り終えたところで風間隊の作戦室に着いた。
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