ブログ病。

 ブログ病とは、精神疾患の一つである。ブログ更新の為にネタを探し、なんでもかんでも写真に撮り、それを急いで文章化してアップしないと気が済まない。日々ネタ探しに追われ、精神的に追いつめられてしまう。現在日本では年間3000人のブロガーがブログ病で命を落としていると言われている。

 ブログ登場以前は「何かネタがあったから日記に書く」のであって「日記を書くためにネタを探す」事は無かったはずだ。しかし、ブログの登場によって日記を書く行為の動機自体が変わってしまった。

 それは、コメントというシステムの存在が大きい。一度でもブログにコメントが付いてしまうと、その瞬間にブログ病の兆候が出始める。コメントが付く嬉しさがブログ病を誘発するのだ。

「コメント、コメントくれよー、今日は良いネタ見つけてきたんだよー、コメントくれよー」

動機の逆転現象、それがブログ病の原因である。 

 コメントが欲しいから面白いネタを探して面白い日記を書き、そしてアップする。予想通りコメントが付くと更にブログ病は重くなり、またネタ探しに奔走する。面白いネタが見つからないと。「ああ、どうしよう、今日のネタが無い、更新しないと読者が減っちゃう!!」と、半ば妄想的な不安と焦燥に駆られてしまう。

そうなると面白いことなど書ける状態では無くなり、ついに命を落とすのだ。

 ブログ病の恐ろしさが判っていただけただろうか。ブログ病はかくも恐ろしい病なのである。ブログなんて書かなくても生きていけるのだ。気が向いたときだけ更新し、アクセス数やコメントに囚われないように、気楽に書くのがブログ病予防に役立つのだ。

皆様におかれましては、ブログ病予防に気をつけて、楽しく健全なネットライフを送っていただけたらと思います。ご静聴ありがとうございました。






あー、今日のネタも無事に書けた!!<重度のブログ病患者


以上、keijiweb ver 丙 2006.04.13「死に至る病」より。

・・・よーするに私はブログ病にならないように気をつけるというわけです。

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