季節感取り入れ場所
□目玉の行方
1ページ/1ページ
「返せ」
「あ?何をだよ。借りパクなんかしてな…「拙者の目玉だ」
「…………知らねぇな」
「嘘を付くな。貴様の腹の中にある筈だ、返せ」
「……嫌だね」
「それは拙者のモノだ」
「コレはオイラのモンだ」
「…拙者の目玉だぞ」
「コレは昔オイラが抉った。その後拾った。それからずっとオイラが持ってた。だからコレはオイラのモンだ」
苦い思いも淡い思いも全部含めてだ。
「………」
「それでも欲しいのか?」
「……いや、お前が持ってろ」
その気持ちと一緒にお前が一生持ってろ。
終わり。
補足→つまりお前はオイラのものだ、俺はお前に貰われても良いぞっていう遠回しな会話。