それいけSSS

多分ゲン孫
◆no title 


随分と光が眩しく激しくなってきた。
だけど神の姿はまだ見えない。
万能と言うくらいなんだから自分から出てきたらいいじゃないかと思いながら、それでも僕は天を昇る。

神様、神様、何処にいるのですし?
僕は貴方に会いに来ました。
誰も見たことが無い貴方の顔をわざわざ拝みに来たですし。
そろそろ出て来てもいいんじゃないですし?

神への愛なんて無いけれど。
貴方のことを考えると苦しくなるんですし。

「ねぇ! 神様っ!!」

叫んだ瞬間、僕の翼は溶け落ちた。



2015/05/23(Sat) 13:58

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