過去拍手。
□春
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「赤髪!
桜だ!!」
船から見える島はまだ小さい。
だがその島は遠くから分かるほど緑ではなくピンクに覆われている。
「さすが桜の名所なだけはある!」
そう言って満足そうに笑って彼女は上陸の準備をすると言って船内に入ってしまった。
丁度春島の春の季節。
桜が満開の時期にちょうど良く来れた。
彼女の好きな花が桜をと聞いた時からこの島に来ることは決めていたんだ。
これで桜が見れなかったらどうしようかと思っていた。
何種類もの桜。
花見をしながらみんなで飲もう。
そのあとは、二人で夜桜もいい。
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間に合わないかも。
という航海士にクルー全員を巻き込んで間に合わせた船長。