豆粒ほどの夢語
此所は白夜の気紛れ更新のミニマム夢です。
脈なしで書きたいなぁと思ったものを思うがままに書いて行きますので、苦手な方はご遠慮下さい!
『』←はヒロイン 「」←はキャラです
◆元就・甘 白夜
「…寒い。戸を閉めよ」
『でも換気しないと危ないわ』
「ならば消せ。木枯らしが鬱陶しいわ」
パチパチと音を立て炭が呼吸する様に紅く染まる。机に向かい筆を取る彼は風に浮く紙を鬱陶しそうに押えている。日を崇める彼は寒さに弱い。私はため息を吐きながら要望通りに戸を閉め炭に灰を被せた。
「…冬は嫌いだ」
『そんな事言ったって季節だもの仕方ないわ』
熱源をなくした部屋は段々冷え込む。再び震える彼に苦笑を漏らし直ぐ側に腰下ろし身を寄せる。少し腰を浮かしたけれど、何もなかったかの様に再び筆の滑る音が聞こえ始めた
2008/11/11(Tue) 01:00
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