■愛の果て W■

□本能
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定時時刻が2時間程過ぎた頃、リザはロイに呼び出された。
「失礼します。……お呼びですか?」
「やぁ、よく来たね♪中尉」
リザを迎え入れたロイの表情は、ご機嫌だった。
無言でリザを手招きする。訝しく思いながらも素直にロイに近寄った。
彼も同じくリザに近付く。
強引に手首を強く掴んだ。
「なっ……」
「不用心にも、程があるなぁ中尉。ほら、手錠だって簡単に出来た」
「えっ!?なっ、何これ?!」
リザの手首には、何時の間にか手錠がされていた。愕然とするリザをロイは構わず、ソファへと押し倒した。
「ほ、ほどいて下さいっ!」
「駄目だよ、楽しい時間だ」
ロイはそう言ってリザの軍服を剥いだ。
ただし、下半身だけ。
上着の隠しボタンを外し、アンダーシャツを上げて胸をさらけ出させた。
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