flirt

□love or hateful?
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満足の行くまま、唇を貪り満足すると互いの吐息が絡み合うように吐かれた。

エドは重なるように、ロイの体の上に覆いかぶさる。
耳に唇がつくか、つかないかの距離で。



「ヒューズ中佐のモノになったから?」

「違っ………!」

「違わない」

余裕があった筈のロイの顔は、あっさりと苦渋に歪む。
エドはそれを見て、笑みを深くした。

「今だってさぁ、ヒューズ中佐とヤッてた頃と重ねてんじゃねえの?」


軍服とシャツのボタンを全部外して、肉体を曝す。
程よく引き締まった体に、冷たい風が纏わり付いた。

「は…がねの…」

躊躇いがちに視線を絡める。

エドの指先がピアノの旋律を奏でるようにロイの体を撫でる。

「俺は、いい加減アンタをヒューズ中佐から奪いたい」


ヒューズはもうこの世にいないのだから奪うことは可能なのに。



「君は一時の感情に…身を任せているだけじゃないの、か……あっ」

強く肌を吸われて、言葉が出なくなった。



「俺だって、こんな感情信じたくもないよ。…でも、残念ながら本気だ」

痕を見つめ、さらなる痕を増やす。
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