ARMORED PANIC ON STAGE

□序章
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時は20XX年

世界は安定していた

十年前に遺跡から発見された『二つ門』が突如開門、門から現れたのは魔力を持つ『神族』、『魔族』と呼ばれる二つの種族。

当初、芳しくない状態になるも『神王』、『魔王』の人望により『三世界平和条約』締結、安定を取り戻す。

三世界はお互いに技術提供をするなかで、人間界の三大企業『ミラージュ』、『クレスト』、『キサラギ』が魔力に目をつけ、機動兵器『ARMORED CORE』、『ARM SRAVE』のジェネレータの動力を魔力に転用することで既存の兵器を凌駕する力を得た。



『ARMORED CORE』


元は作業用MTを戦闘用に改良して軸となるコアに各部のアタッチポイントを設置、換装することにより高い汎用性を持ち従来の兵器に変化をもたらした。



『ARM SRAVE』


軍事目的で開発が進んでおり、AC
よりも身軽な動きが可能で最新型ならACと互角以上の戦闘が出来る。

特にACを駆る者達を『レイヴン』と呼び『レイヴンズアーク』に所属しており、ある者は畏怖を、ある者は羨望を抱く。

そのレイヴンの一人である青年『東雲 桜花』を中心として物語は始まる…。





………………………


「作戦終了〜♪」
「……」
辺りは炎に包まれ、その中に『それ』はいた。
人型をしており、黒の迷彩をした巨躯は何も語らず立っていた。

その巨躯の中に一人の青年が座っている。
目の前にはコンソールパネル、レバー、メインモニター、その他の計器が置かれている。

「『桜花』、お疲れ〜♪」
桜花と呼ばれた青年は目を閉じた。
「『エアリス』、後は頼む…」
「はいは〜い」
小さなモニターに映っている少女『エアリス』はそう答えると、メインモニターに戦闘システム解除、通常シ
ステムに移行と画面表示された。
「帰還する…」

黒の巨躯は、炎が立ち上る工場地帯をゆっくりと歩き、夜の闇に紛れ姿を消した…………。

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