ゆめ6

□気付けばいつもエンディング
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悲しみは消えやしない。孤独は拭い去れやしない。どんなに欲しがって求め合ったって、終わりは必ず来る。どうせ離れていくのなら、もっと早く突き放して。誰も彼もそう。結局あたしは誰の一番にもなれなかった。すべてを捨ててあたしを選んでくれる人などいなかったし、見切るのが非情なほど早い人だっていた。誰にも寄りかからず生きるのは、悲しみは感じなくても時々淋しさで押し潰されそうになる。温もりを知っていれば尚更。傷の舐め合いで肌を重ねてもまた離れる事に傷付く。抜け出せない。誰でもいいから傍にいて欲しい。誰でもいいわけじゃない。矛盾した気持ちが苦しくて、今日もまた一人涙が零れる。

「やばい無理ストレス半端ない」
「過食きてんな、また太るぞ」
「食べれなくなりゃいいのに…なんで過食にベクトル向くんだよ意味わかんねー」
「見てる方からすりゃガリガリになるよか心配ねーけどな」

彼氏と別れて食欲止まらない。食べては寝て食べては寝てで2週間でソッコー3キロ太った。しにてー。性欲を発散するところがなくなって食欲睡眠欲に二分化されたに決まってる。


(160726)
 

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