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□claim
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この気持ち‥
知っててそんな態度をとるの?



「ククール‥」


私が彼の目をみて名を呼ぶと
それまで私の髪を撫でていた手がぴたりと止まった。


「何?」



そして、返ってきたのは冷たい声だった

初めて会った時と今では明らかに接する態度が違う。

そう、私が彼に゙好ぎと言いだした時から彼は冷たくなった。



「何もないよ‥」



そう答えるとククールは私の頬に手を添え、何で泣いてるの?と問いてきた。



「泣いてなんか‥!」



気づけば目に涙が溜って視界がぼやけた。そして聞かれない様に小さい声で言う。


「ククールが私に冷たくするから‥」



なのに彼の耳にはしっかりと届いたみたいで



「俺が冷たい?そんなの当たり前だ。」


少しきつい口調で返された。
その口調に少し怖くなったが思いきって理由を聞いてみた。





「お前の口から愛してるって聞いた事ないからな。」


━━言うのはいつも俺だけだから。









遊びなら嫌だったんだ。
お前の事を本気で愛したから。

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