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□春梟
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「どういう事‥?」


目の前の彼女がじっとこちらをみていう。
強がっているみたいだけれど、口許を押さえている手は震えている。



「もう私には会えないって何なの‥!」

「その通りの事だよ。」


僕にはしなきゃいけない事がある。
だけれど君が言葉をつむぐ事で僕の決心が揺らぐ。
僕はそうさせられまいと、わざと君に傷付く言葉を口に出してしまう。


「楽しくなかったの‥?」

「ああ」





「シークは私の事が‥」



先の言葉がよめて、ぐっと胸が痛んだ。

あぁ‥もう口を開かないでおくれ。
僕の言葉で君を傷付けたくはない‥



「私の事が嫌い‥?」





「ああ。大嫌いだ。」



僕達は別々の道を行かなければならない。















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