朝目を覚ますと同時にかけられた言葉
「ちょっと重いんだけど‥」
声のする方に顔を向けるとそこには同じ寮の有里君が私を見上げていた。
どうゆう状況?
寝起きで全く働いていない頭をフル活動させながら取り敢えず辺りを見渡した。
私の部屋とは似つかない青を基調とした部屋。
そして私が居るのはそこにあるベッド。
しかも有里くんの上に馬乗り状態だ。
「ご、ごめんなさい!」
その状態で意識がハッキリした私は慌てて彼の上から退いた。
もう一回ちゃんと謝ろうと彼に向き直った時、何故か彼は凄く残念そうな顔をしていた。
「有里、くん?」
「あーぁ。残念。」
「何が?!」
「俺の事誘ってると思ったんだけど」
重いとか言わなきゃよかった。
彼の言葉に一気に顔に熱が集中するのがわかった。
ホントにごめんなさい‥!!
そう頭を下げて赤いであろう顔を隠す為に慌ただしく部屋を出た。
(でもどうして私あそこにいたんだろ‥?)
(貴女が一人で部屋にいると淋しいと、仰っていたので私がそうしたのであります。)
(アイギス‥!)
突発ネタすぎる‥。