PERSONA3(置き場

□OUT
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こんなに私が悩むのは
全部あなたの所為。






どうしてなの‥


「どうしてって何が?」


心の中で呟いたはずの言葉がどうやら口に出ていたみたいで声を辿ると隣の席で机に伏して眠っていたはずの有里君がヘッドフォンを外し、伏した姿勢のまま顔をこちらに向けていた。




「どうしたの?」

無表情でそう問いてくる彼。
悩んでいる理由が今すぐ吐き出せれるならどれだけいいか。
全ては貴方のせいなのに。

きっと私なんて億といる女の中の1人としか見られていないんだろうな‥。

そんなのは知っているし何より彼にば特別な子゙がいる。



私は先程の彼の問いに笑顔を貼り付け


なんでも無いよ

そう答えた。



有里君は何が気に食わなかったのか眉間に皺をよせ、授業終了を告げるチャイムと共に私の腕を取った。




「ど、どこいくの!」

「黙って」




何故か走り出す彼に掴まれた腕を無理矢理引っ張られ辿り着いたのは屋上。






「何さっきの顔。あんな酷い顔みたくないんだけど。」

扉が閉まると同時に彼から放たれる言葉。



そんなに私の笑顔が酷かったんだろうか‥

何か気を悪くさせてしまったのなら謝ろう。
そう思って謝罪の言葉を発しようとする前に彼がまた口を開いた。






「あんな辛そうな君の笑顔はみたくない‥」



どうゆう事か理解できずにいると、彼のあったかい手が額に当てられ次の瞬間額に柔かい感触。
何が何だか分からず仕舞いの私に


「君が好きなんだ。だからあんな辛そうな表情はみたくない」


彼がそう言った。

その言葉に静かだった心臓が激しく動き出した。
と思えば同時にぎゅっと掴まれた様な苦しい痛みを感じた。







「なんで?」

「‥?」

「有里君には彼女いる‥で、しょ?」




今までは怖くて直接聞けなかった事を問う。


私は知ってるんだ。

よく有里君が岳羽さんと放課後一緒に過ごしている事もよく二人で出掛けたりしてる事も。




彼の目をじっと見つめると、彼もまた此方を見つめ静かに口を開いた。





「いないよ。」



予想していた言葉とは別の言葉に唖然とした。



「だって岳羽さん‥!」

「岳羽さんはただ一緒の寮に住んでるだけ。」




あたふたする私に有里君は耳元に口を寄せるとこう囁いた。






「僕は君しか見えてない。」






(とゆう事で君はもう僕の物だから)
(え、待って!どういうこと!?)
(恋愛コミュMAXになったし岳羽さんはもういい)
(何の話!?)










私は一体何が書きたかったのか‥

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