電車の中2両目3つ目左扉｡
ここがいつもの私の指定場所

もうすぐかな？
ケータイで時間を確認してウォークマンの音量を落とす｡


トントン


ほら来た｡
私の右肩が叩かれる｡



｢おはよ｣


振り返ると青色の髪の彼が柔らかく笑みを浮かべていた｡


｢おはよう｡湊君｡｣


この指定場所に居ればいつも貴方が来てくれるから、毎朝私は此処にいるの｡



なんて幸せな時間



(今日放課後空いてる？)
(空いてるよ｡)
(俺とデートしない？)
(喜んで！)

こんな約束も誰より一番に出来るから、此処にいるんだ｡

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ｶｽﾀﾏｲｽﾞ

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