マジバケ(置き場

□ロマンスは似合わない
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「あぁ‥」



凄く憧れる。
今観ている映画の様に相手から勿体ない位、沢山愛の言葉を囁かれるの。



カシスやシードルなら言ってくれそうだけれど、彼はね‥

そう思いながら映画には全く興味ないと言って、本を読む彼をちらりと見る。

すると彼も丁度こちらを向いた様で目があった。




「俺に期待するな。」


そういい捨てられた。


やっぱりな。
そう内心で毒ついた瞬間だ。


顎を親指でクイっと持ち上げられ、上向いた私に噛みつくようなキスをした彼。





ロマンスは似合わない。





その後耳元で囁かれた言葉。


(俺なりにお前の事を愛してるって体で示すだけさ。)


.


これは指向模索中に書いた夢。

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