｢僕だけを見て!!｣


目の前の彼がそう叫んだ｡
驚いて目を見開く私に彼は、涙を浮かべ駆け寄ってそして抱きついてきた｡




｢シードル‥？｣


子供をあやす様に優しく背中を撫でるが、一向に落ち着かない彼｡


顔色を伺おうとした時だ｡



｢ねぇ｣



低い声で問掛けてきた｡





｢僕と生活、どっちが大切？｣



答えてしまえば最後という事を知っている私は、彼の頬に手を添え口付けをして彼の気が済むまでただただ鳴くだけ｡












うちのドル君はよく病みます←

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ｶｽﾀﾏｲｽﾞ

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