むくむく


□禁じられた遊び
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PM5:00
僕が応接室に確実にいる時間。何故かこの時間には風紀委員としての仕事は終わり、退屈している

並中の生徒も全員帰ったみたいだし、自分も帰ろうかなぁって椅子から立ち上がろうとすると…


「ふぅん、また来てくれたんだ?」
「クフフ、暇をもてあましてましたから」



ワオ、全く君はどこから出てきたんだい?
と、毎回思ってしまう

骸はいつも僕の後ろに現れる
立ってたって座ってたって後ろ



「さぁ今日は何して遊びましょうか?」
「別になんでも……。君の好きなことでいいよ」


いつもの問い
遊ばれてる気がするから、いつもは意地でも答えてる

でも今日はなんとなく考えることが面倒だったからそう答えた
戦う気分でもないし、鬼ごっこ(もちろんリアルな)みたいなものをする気分でもなかった




「クフフフフフフフ…」

突然骸が妖しく笑った


「僕の好きなこと、でいいんですか?」
「いいよ
でもジャンケンとか、くだらないものは嫌だからね」
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