むくむく


□真と理
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雲雀くんの蹴りでようやく我に返った

「まだわからない?さっきからずっと言ってるのに?
君どれだけ鈍感なの?」

雲雀くんの顔が珍しく真っ赤だ
蹴られた痛みからしてこれは夢ではない


「…蹴るよ?
それとも体に直接僕の気持ちを伝えた方がいい?」
「……きです」
「何?」
「僕も君のこと…好きです」



二つの絡まった線香花火にようやく火が灯った

いづれ消えてしまうとしても、燃えている間はずっと……










(ちょっと何泣いてるの)(…グスッ…すいません)(やっぱり君は嫌い)(雲雀くん!?)





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