復活
□ホット・インディゴ
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…暑い…
暑すぎる……
なんていうか…溶けてしまいそうです…
「骸ー?
っておい、大丈夫かっ!?」
「………暑いです…」
やっと昼飯の片付けが終わって、骸の部屋を訪れると骸はソファの上で死にかかった熊(?)みたいになっていた
ほら地球温暖化で苦しんでるホッキョクグマみたいな!!
骸はいつものYシャツの袖を珍しく捲っている
昔の跡が見えるから袖捲ったり、半袖は絶対着ないって言ってたくせに
「そんな暑い?」
「……雲雀の馬鹿…
僕の扇風機壊しやがって……」
…会話と言うより、独り言だね
うん、私の声聞こえてないわ……
仮にも夢小説のヒロインだぞ!
構ってくれよ!!
「クーラーないの?」
「………」
あ、やっぱり通じませんね
諦めますわ…帰りますわ…
私がドアノブに手を掛けると
「あの猫……クーラーの線かじりやがって…」
あぁなるほどね
瓜にやられたのね
25歳のくせに随分ガキだねぇ
ってか口調直そうよ
君の紳士キャラ崩壊してるよ?