呟き
詩的なもの
かなり気まぐれ更新
◆歯車
己の歯車を回せるのは
己がのみ
待つ意味などない
さあ 歩き給え
いつだって道は目の前にある
2009/11/23(Mon) 20:10
◆故郷
あの場所にきた
懐かしささえ思い出せない
黒く塗りつぶされた記憶
もう帰ろう
暗くなる前に…
2009/11/22(Sun) 15:18
◆KNOW
「渋柿を知らずして柿を知るべからず」
――表が全てではない
全てには表があり
裏がある―
2009/11/19(Thu) 20:52
◆抱擁
言葉の羅列じゃなくて
押し付けじゃなくて
抱き締める という些細なことが
きっと誰かを救う
2009/11/12(Thu) 19:38
◆生死
生とは死のように苦しく
死とは生のように楽しい
そんなたとえ話が本当であればどんなにいいだろう
2009/11/04(Wed) 19:39
◆見るべきもの
世の中無常である
自分が何をしても変わらず
何かを求めるほど自由を奪われる
ならば…
好きなことをすればいい
草原を撫でる風のように
2009/11/04(Wed) 19:38
◆巡り
林檎を両手に抱えて
また林檎をもぎ取る
おや、林檎がひとつ落ちてしまった
嗚呼、またひとつまたひとつ……
少女はそれを拾わずに
森の奥へ
見つけたのは葡萄の木
少女の好きな葡萄の木
もぎ取って林檎の上へ
たくさん乗った葡萄
さあお家に帰りましょうか
2009/10/21(Wed) 19:42
◆相違
皆は言う
――お前は違う
違った道に触れている
何と比べたものか？
この世に一人しかいないこの私と
誰を？どれを？何を？
水面に顔を映して
見えるのは自分の顔だけに決まっている
2009/10/19(Mon) 23:40
◆君はいない…
君のいる世界は天より勝り
君のいない世界は地獄より苦しい
降り積もった雪は溶けるのに
僕は溶けることが出来ない
君と…同じ世界がいい
2009/10/16(Fri) 01:11
◆幸せ探し 不幸探し
世界一の幸せ者は
全てのものを幸せと呼んだ
世界一の不幸者は
全てのものを不幸と呼んだ
2009/10/13(Tue) 06:53
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