きねんれんさい
□残り3日
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任務で降り立った任務地は、とても地球に似ていた。
ただ違うのは地球人がいないこと。
天人しかいない。
その中でも人一倍大きく建っているお城の護衛、それがこの任務。
「第七師団の団長殿、副団長殿。
ようこそいらっしゃってくださいました。」
シャンデリアがついている豪華な客室に通され、なんか座りにくい。
どかっと堂々と座れる団長は本当、勇気あると思う、うん。
「実は、この城にはこの星の宝が眠っているのです。」
執事のおじいさんが説明してくれる。
『宝・・・?』
「はい、"天使の翼"と呼ばれる宝石でございます。」
「宝石、ネ」
「天使の翼のように美しく輝くのでこのような名が授けられたのです。
犯人から予告メッセージが届いておりまして・・・明後日の夜10時にこの城を爆破し、宝だけ盗むという内容です。」
『そんな都合良くいくのかねぇ・・・。』
そんなこんなで明後日まであたしたちはこの豪華すぎる城に泊まらせてもらうことになった。
・・・のはいいんだけど、
『・・・あの、なんであたしと団長が同室なんですか・・・?』
「夫婦に見えたんじゃないかな?」
『一生口きけなくしてあげましょうか?』
やれるんならやってみなヨ、なんてけらけら笑ってる団長がむかつく。
あんまあたしナメてんじゃねーぞバカヤロー。
あたしだってなァ、今まで第七師団の副団長として頑張ってきてんだよチクショー。
『団長、とりあえず先にお風呂どうぞ。』
「一緒に入ろうよ」
『そんなに死にたい?』
(ふざけないでください!団長!)
5月29日
残り3日
to be continude.