洸賢の部屋
□ミルクティー
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「ケン―、ミルクティーで良い?」
「うん」
洸兄の家に遊びに来ると、まず洸兄は飲み物を淹れてくれる。
ココアとか冷たいものも良いけど、やっぱ紅茶が好きだと思う。
洸兄のブレンドもお湯の量とかが絶妙で凄く美味い
「はい、どーぞ」
「ありがと―」
受け取れば甘い香りに仄かなミルクの匂い
一口飲めば広がる味はホッとする
優しい味ってやつだなぁ…
姉ちゃんとは違う感じ
「ケンはミルクティー好きだね」
「うん、好き」
「ちょっと頂戴」
そう言えばギシリと、背もたれに手をかけ覆い被さる感じになれば軽く唇に触れる感触
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