オリジナル小説

□ピースオブラブ
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「いらっしゃいませ、おはようございます。」

彼の声だ。
名前も知らない彼。
ネームプレートが胸から下がっており、近くから見れば名前も分かるのだが、生憎そんなに近距離接近した事が無いので知るわけが無いのだが。
まぁ一度だけ、接近しただけならあるかな…?

「はいお電話ありがとうございます、担当の岩崎です」
今分かりました、岩崎さんだそうです。

あぁ、何て丁寧な言葉遣いにクールな声。
何より、顔も格好良いのに、彼、岩崎さんからはそんなナルシストっぽい感じが微塵も感じられない。
あぁ…岩崎さん…そのちょっと意地悪そうな目で…


ってまたトリップしてしまった…
岩崎さんの事を考えればいつもの事なので仕方がない…
話を戻して一目惚れした話をしよう。
完全に自覚したのは雨の日の事だった……
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