07/30の日記

02:04
サウスヴィグラス・レポート
---------------
07年産駒デビューの種牡馬の中では実は4番目に産駒数が多い(ボリクリには敵わないが、ワイルドラッシュとはほぼ同数)おかげで、
毎週必ず産駒が走っている感のあるサウスヴィグラスですが、
父に似てダート短距離馬ばかりかと思いきや、
中距離もこなす産駒も出てきて短距離一極化ではないとことをみせている感じですが、
今回はこの中距離をこなすサウスヴィグラス産駒にスポットを。

現在のサウスヴィグラス産駒の中央現役馬の中で、
中距離実績がある馬で一番賞金稼いでいるのはハエヌキという馬ですが、
この馬には一つ下の全妹にメイスンヴィグラスという馬がおり、
この馬はなんと芝2000で勝ち星があるというヴィグラス産駒の中では異彩を放っている馬

この兄妹をよく調べればサウスヴィグラスの中距離馬の謎がある程度は解ると見て調べてみました。


この兄妹はサウスヴィグラス×パーシャンボールドと言う配合。
パーシャンボールドは条件戦・宝塚記念と連勝したパーシャンボーイの父で、
現役時代はイギリスで走り、短距離で活躍した馬で、
短距離馬×短距離馬と言う配合なので子供も短距離型に出やすいはずなのですが・・・

おまけに母の母の父はハビタット
ハビタットと言えばスティールハート〜ニホンピロウイナーが系列にいるようにバリバリの短距離馬で、
短距離馬の3代重ねでひ孫が中距離馬というのはなんとも不思議

しかもメイスンヴィグラスはダート短距離で活躍した父を持つのに自身はなぜかダートがテンで駄目という変り種。

そんな「なぜ?」だらけの血統面で、
ヒントになりそうなのが「ボールドルーラーのクロスを持っていて母父がパーシャンボールド」という事
パーシャンボールドは自身は短距離馬だったが実は産駒は芝の中距離向きな馬が多く、
さらに道悪が大得意という特徴もあり、
そんなパワー型にボールドルーラー本来の持続系スピードを合わさった結果、
マイル〜中距離の逃げ先行馬に出てしまったとも考えられなくはない

現にハエヌキは中距離ダートの不良馬場では着外なしという成績だし、
メイスンヴィグラスが勝ったレースも単騎逃げから快勝するなど持続型スピードに長けた馬だし、
この辺から推測するに、この2頭はサウスヴィグラスの子供だというイメージを持つと危険ではないかと言う事


他にサウスヴィグラス産駒で中距離実績がある馬と言えば、
メイショウローツェやサウスクリヨンやニューイチトクやクイックリープがいるが、
メイショウは母父がサッカーボーイ、サウス・イチトク・リープは3頭ともに母父リアルシャダイとスタミナの下地はある馬で、
これを見るに、母父がスタミナ寄りの馬なら中距離もこなせると思ってもよさそう

最後に一つ気になった点として、
中距離馬の中距離実績コースは中京や福島・中山ダートなど小回りコースに集中してる(新潟ダート1800実績馬や東京ダート1600実績馬もいる事はいるがかなり少数)という点を挙げて、
今回のレポートは終わりにします

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ