‡黒猫‡

□ゲームしません? 【シャオトレ?】
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少し間をおいてトレインが口を開く

「いいゼ、そのゲームのってやるよ」

「さすがクロネコさんv では…いきますよ?」

と静かにシャオリーは構える
「言っておくが、俺の視力6.0だぜ?いいのか?」

「はい!構いませんよ」
とさらっと答える

「それでは…」

シャオリーはトレインを見る…

「……」
トレインは無言でシャオリーの手の上のコインを見つめている

それを確認したシャオリーは

ピイィィ…ン

と勢いよくコインを投げた

コインは数秒、中に浮きシャオリーの手の中へ落ちていった……


シャオリーはスッと両手を差し出し
「さて、どちらだと思いますか?」

と尋ねるとトレインは

「左だろ」

と自信たっぷりに答える

クスリ…

シャオリーは静かに笑った
「残念ですね 右です」

と右手を広げる そこには確かにコインの姿が…

「?!」

トレインは驚いた

それもその筈 トレインの目には確かに左手にコインが落ちていくのをとれえていたからだ


「僕の勝ち…ですねvv」
「……っ!?」

トレインは未だ気づいていない…そうシャオリーがズルをしたことに…

「ではトレインさんv一つ言うこと聞いてくださいね!」

満面の笑みでトレインの顔をのぞく

「くっそ〜〜なんでだーー!?今ぜってー左手に落ちたのによーッッ」

気付かないトレインはとても悔しがっていた

一方シャオリーはトレインに何をしてもらおうか頭の中で思考をめぐらせていた
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