Dream
□ハッピーエンド
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勢いよく教室の扉を開ける。
教室には帰り支度をしている名無しさんの姿だけ。
「あ、隼人。やっときた」
…なんでそんなに普通なんだよ。あいつにキスされておいて普通でいられんだよ。
ふつふつと湧き上がる怒り。
「何で雲雀なんかとキスしてんだよ」
「え?」
きょとんとしている名無しさん。
「ふざけんなよ…」
どうしようもない怒りと悲しみ。
気づいたらいすに座ってた名無しさんを床に押し倒してた。
「…っ、隼、人?」
「とぼけてんじゃねえよ」
そういって名無しさんの口に咬みつくようにキスする。突然のことにばたばた暴れる名無しさんの腕を両手で床に押さえつけ、上に乗っかる。
「っ、やめ…!」
嫌がる名無しさんの逃げる舌を追いかけるように絡める。
気持ちよくなってきたのか、しだいに甘い声を出している名無しさん。
「ん…はぁっ」
唇を離すと肩で息をしている。
「お前は俺だけみてりゃいいんだよ」
ワイシャツと下着を一気にたくし上げ胸の突起に吸い付いた。