Dream
□ハッピーエンド
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とある日の放課後。
屋上で10代目(と野球バカ)と話していたらすっかり遅くなっちまった。
教室で待ってるといっていた名無しさん、まだ待ってるか?
急いで屋上から教室へと向かう。教室に近づくと誰かの話し声が聞こえる。
(名無しさんか…?)
名無しさんの声は分かった。じゃあもう一人は…?何か聞き覚えのあるようなないような…
そっと教室のドアをのぞくと、名無しさんの姿と…雲雀の姿があった。
てか、何であいつ…。
名無しさんは窓の方を向いて、雲雀はドアの方を向いていすに座って話している。
なんか知らねえけどその場から動けない俺。
しばらく見ていると俺に気づいた雲雀と目が合った。
(やべっ…)
覗いていたのがばれた。身を隠そうにももうばれちまったから仕方がない。
一瞬びっくりした雲雀。けどその後怪しく笑い名無しさんの顔に近づいた。
一瞬の出来事だった。何で雲雀と名無しさんが…?何でキスなんか、落ち着け、俺。
教室から出てきた雲雀。殴りかかるのが普通なんだろうけど、体が動かない。
「彼女、不安なんだって」
耳元で雲雀に言われた。
「は…?」
不安?何がだよ…俺はおまえを…。