Dream
□お似合いのふたり
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授業と授業の間の休み時間。
机にうなだれる少女と携帯をいじっている少年。
「あー、お腹減った…」
「まだ二時間目だぞ」
「だって減ったんだもん。何か持ってない?」
「あいにく、俺の昼飯しかねぇ」
「ちょーどいい!頂戴よ」
「はあ?ふざけんなタコ」
「タコは隼人じゃん!タコヘッド!」
「んだと!?バカ!」
「…ちっ、バカは否定できないか」
「しょせんバカはそんなもんだ」
「うるさい!忠犬のくせに」
「俺は忠犬じゃねえ!10代目を慕ってるだけだ!」
「ほらでた!10代目!…あーお腹すきすぎて気持ち悪ー…」
「うっせー!…そんなに減ったのか?」
「ふん。うん、もう駄目かも…」
「んじゃあ、パン1つやるよ」
「ほんと?ありがとー!」
毎日起こる出来事にまたか、とため息をつくクラスメート。
一見仲は悪そうだけれど、何だかんだ言って、
お似合いのふたり
(このパンまずっ…)(てめぇ…)
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「お似合いのふたり」
ラン科、デンファレの花言葉です。
花言葉…いいっすねぇ←