Dream
□「…どうしてもと言うのなら」
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「おにい…」
「なんですか?」
僕の妹、名無しさん。黒曜ランドで一緒に暮らしてます。
現在、僕はベットの上で読書中。そして今名無しさんは僕の部屋に、枕を持って、それで…。
「なんて格好してるんですか!!」
「別に、パジャマだけど」
パジャマって…!そんなハレンチな格好で!!ネグリジェなんて100年早いですよ!
「で、どうしたんですか?」
「…怖いから一緒に寝て?」
クッハア!そんな…そんな、妹とそんな…。
な訳なんですよね。すいませんでした。
「だから先ほどホラー映画なんて観なければよかったんですよ」
「だってぇ…」
今にも泣きだしそうな名無しさん。
「しょうがないですね…今日だけですよ」
「ありがとう!」
ベットから起き上がる。しょうがないから床で寝よう…と思ったら
「んしょっと」
「え…?ちょ、名無しさん?」
何の躊躇もなくベットに入ってきた名無しさん。
あの…これは、どうしろと?
「おやすみ、おにい」
「お、おやすみなさい…」
流れに逆らえず、一緒に寝ることになってしまいました。
朝まで大丈夫でしょうか…。妹とはいえ、もうお年頃の女の子ですし、ベットですし、ネグリジェですし…。いろいろ大丈夫でしょうか。
「ねぇ、おにい」
「なんですか?」
「ぎゅってして」
あなたは何を…!そんなことしたら理性が!
「おにい…」
「…僕も男ですよ?」
黙ってうなずいた名無しさん。
「どうしても…ですか?」
「うん…」
まずいですね。
でも、名無しさんがそんなにも
…どうしてもと言うのなら
(どうなっても知りませんよ)