Dream

□変態は好かんと
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いつものように学校に来て
いつものように授業受けて
いつものように帰る支度して
いつものように応接室に向かう。


いつものように恭弥がいて
いつものように「遅いよ」って言われて。


いつもとなんら変わりない1日。








…じゃないのは何でだろう?



「お願いしますっ!」



ドアを開けてあらびっくり。
綺麗に土下座をしている恭弥。しかも頭を床につけて。


「ちょ、何してんの?」


うーん。どこからいつもと違うんだろ。
学校に来て、授業受けて、帰る支度して…ここまでは変わらないなぁ、うん。


あ、恭弥がいたとこまでは変わんないか。



「名無しさん!一生のお願いだよ!」



「恭弥!何してんだってば?気持ち悪いから止めてよちょっと」



急に大人しくなった恭弥。



「…止めるからお願い聞いてくれる?」



「なんなんだかよくわかんないけど、取りあえず顔上げようよ」



ガバッと頭を上げた恭弥。



「…!!何そのキラキラした目。キャラじゃないでしょ気持ち悪い」



「ねぇ、お願い聞いてくれるんでしょ?」



「はい?別にそんなこと言った覚えはないけど」



「…土下座止めるから、お願い聞いてって言ったよ?」



「…はぁ」



今にもトンファー出しそうな勢いだし、殺されたらシャレになんないし。



「分かった分かった。で何?」



















パンツ見せてください!出来れば、脱ぎたてパンツくれると嬉しいんですけど…ハアハア。クフッ」






「……フーアーユー?何をおっしゃっているのかしら恭弥さん」




いや、ちょっとまてよ。




ク フ ッ ?








変態は好かんと




(てめ、いつの間に憑依しやがったんだナッポー)

(パンツ、生パン…!)

(黙れ変態消え失せろ。恭弥のキャラ変わるからやめてマジで)

(クフンクフン…ハアハア)










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