Book 大好きな君へ
□love song...Z
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「…………8位」
熱があったものの気合いと根性でテストを乗り切った。獄寺のことと熱が重なり結果は最悪な私。
「どうしたの、名無しさん…。あんたが8位だなんて」
「花ぁ…」
私の結果を見て疑問符を浮かべる花。
「獄寺も順位悪かったしね」
「わっ…!」
獄寺も。
突然だされた名前にびっくりして、結果がかいてある紙を落としてしまった。
「…何かあったんでしょ」
「ええっ!?な、なななんで!?」
「見てればわかるわよ」
悩んでんなら、話して?と言われて思わず涙腺がゆるむ。
「でも…」
「いいから話しなさいよ」
「うーん…」
「ね?」
話せばすっきりするって、と花。
やっぱり、もつべきものは、友達だなと改めて思う私。
意を決して話し始める。
「…この前、勉強会したの」