Dream

□窓からこんにちは
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「名無しさん、今まさにこの瞬間あなたは僕と甘いスイートライフを送りたいと思ったでしょう」




私の自室、並盛のどこにでもありそうな普通の一軒家のとある一室の二階の窓。そこに突如現れた南国フルーツこと六道骸。




「何その自信意味不明なんだけど。スイートライフ?ふざけんな誰がおまえみたいな腐った果実と。てかここ二階だし。あり得ないしふざけんなし。早く消えろ」


「クフッ照れてる名無しさんも最高です。ご飯三杯はイケます。と言うより腐った僕も最高ですよ。ほら、腐っても鯛って言うでしょ?一緒ですよ。そして僕は名無しさんが僕のものになるまで消えませんよ」


「何そのポジティブシンキング。意味わかんないっちゅうねん。あ、骸のせいで大阪弁になっちまったよバカやろーめが。骸が鯛なら恭弥はどうなる。神だよゴッドだよ。誰が骸の物なんかに…っけ。ありえねーよギザギザ」


「大阪弁プレイもいいですね。こんどヤりましょう。雲雀恭弥なんかと比べないでください!僕の方が数億倍イケてますから。そうですかあれですか。僕にやきもちを妬かせたいんですね。ギザギザもチャームポイントです」


「骸なんかと一生するかバカ。お前にやきもち妬かせてどーするんだよ。チャームポイントがギザギザ?色気もクソもない。」


「なんなら今すぐにでもヤりますか?色気なら誰にも負けてませんけど?」


「ざけんな。まぁ色気はそこそこある…かな?」


「分かってるじゃないですか」




こんな会話を毎日するのが私の日課。
バカみたいな会話だけど、こんな会話がしたいから骸に会いたいから毎日窓の鍵は開けて待っている。




「じゃあ…お休みなさい名無しさん」




フワッと窓から降りて歩き出した骸。
面と向かっては言えないけど、いつも悪態ばかりついてるけどほんとは私、




「大好きなんだ…骸」




あれも一種の愛情表現、なのかな?





窓からこんにちは





(今何か言いましたか!?)(速く帰れよ…)

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