Novel*夢*

□1月は君と初夢視よう
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『やっぱりいた!!!』

雲「何で…冬休みに学校にいるんだい?」

『並中を愛する恭弥君なら、いるかなって…』

雲「それ嫌味なの?

『いやいやι
…とりあえず明けましておめでとう!!』

雲「…ハァ」

『今年もよろしくね』

雲「…ハァ………
え!?

『今年も一緒に遊んで、
一緒に学校サボって、
一緒に骸を
ぶちのめそうよ!


雲「うん。いい考えだ

『あ!そういえば…
初夢視た?』


雲「…何で(怒」

『狽ヲッ!?何で急に機嫌悪くなるの!?』

雲「…」

初夢は…

『アタシね、恭弥君の夢だったんだって!!!』

雲「ッ!?」

『恭弥君が紫とピンクの花に囲まれてるの!!』

雲「え…」

僕の夢は…




―桜、キライ?
じゃあ…上見て、目を閉じて三秒数えて?
……目を開けて

ザァッ…

桜と紫雲英に埋もれた空が其処にはあった。

―ねぇ、この花…

―あぁ、これはね、
君に似合うから。紫。
だからこの花なんだ



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