MUSIC

□猫の唄
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それはとてもゆっくりで小さくて短い物語
あなたの側にいたい
あなた無しじゃ生きられない
あなたが付けてくれた名前が好き
呼ばれるたびに嬉しくなる

壁紙を破ったり
柱を引っ掻いたり
全部あなたに振り向いて欲しいから

ねぇ。もっと私を見て
あなたの眼差しと腕で私を包み込んで
あたしが満足するまでやめないで
ねぇ。もっと私を見て
あなたの眼差しと腕で包み込んで
あたしが満足するまでやめないで
不治の病にかかった二人はもう助からない
死んでも愛は残ってしまう


いつもと変わらない日常
私はそれに満足している
暖かいあなたと温かいミルクが好き
どっちかなんて選べない

ひどい熱が私達を溶かす
頭がぼーっとなる
このまま動けなくなってしまいそう

ねぇ。もっと私を見て
あなたの眼差しと腕で私を包み込んで
あたしが満足するまでやめないで
ねぇ。もっと私を見て
あなたの眼差しと腕で包み込んで
あたしが満足するまでやめないで
不治の病にかかった二人はもう助からない
死んでも愛は残ってしまう


あなたの部屋にはもう私はいない
診療所のベッドは気持ちいいけど
わたしはあなたの膝の上のほうが好きだわ



ねぇ。何でそんなに悲しい目で私を見るの
私の方がが悲しくなってしまうわ
ねぇ。いつものあなたを見せてよ
そんなに強く抱きしめたら痛いじゃない

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