赤い兎と黒いネコ
□泉のある街
1ページ/7ページ
アクマの被害があった村からの報告を受け
側にある街に被害が及ぶ前に、アクマを撃破すること
それが今回の任務だ
列車から降りると、緑の香りがすがすがしく鼻をくすぐった
「い〜天気さぁ〜」
街に続く道を歩くラビは、両手を頭の後ろに組み
とても上機嫌な様子だ
その後ろを歩くユウは、ラビと正反対な表情で歩いてくる
「遊びにきてるんじゃねぇんだぞ…」
不機嫌そうにつぶやかれ、ラビは振り返る
「ユウは相変わらずさぁ〜…」
「名前で呼ぶな!」
首元に一瞬六幻を突きつけ、ユウはラビを追い越して歩く
「またまた…テレちゃって…」
めげずに笑みを受かべると、ラビはその背中を追った