ミンナナカヨシ

□アリスのお茶会
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持ちかけてきた以上、コムイに何の策もないはずがない
3人の行動パターンなど知り尽くしている彼は
巧みにその弱点や癖をついてくる

「うわあああああああああ!コムイ!卑怯だぞ!!!」

最初に吹き飛ばされたのはラビだった

「は〜い、白ウサギ確保〜〜♪」

ラビを網に捕らえ、コムイは意味不明な言葉を口にした

残されたアレンとユウも、思わずゾクリとする

「ふ…不本意ですが…協力するしか…」

「はっ、ふざけんな、誰がテメェなんかと…」

先にラビを狙ったのも、どうやら作戦のうち
調和役を失った2人は、案の定ケンカを始めてしまう

「キミと協力なんで無理な話ですね、盾にでもしてあげますよ!」

「上等じゃねぇか!先にテメェから片付けてやろうか!?」

その隙を、もちろんコムイは見逃さない
彼らがラビと同じように、網に捕らわれるまでには
そう長い時間はかからなかった

ポイ、と放りこまれるように
暗い部屋に落とされたかと思えば
急に衣服を剥ぎ取られるような間隔に襲われた

慌てて抵抗するも、暗闇のためうまくいかない
そうしていると、再び何かを着せられる感覚…
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