赤い兎と黒いネコ

□はちみつKISS
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 街で購入した金色のビン、それ抱え、ラビは帰路につく
決してビンが金色をしているわけではなくて
中に入っているそれが、金色に光り輝いているのである
それはとても栄養があって
喉の痛みや、風邪に効くことで知られているもの

『ハチミツ』

風邪をひいたときに、ブックマンが
暖かい湯にハチミツを溶いて飲ませてくれたのを思い出したラビは
街までこれを買い求めに降り立ったわけである

教団で珍しく咳き込んでいる、ユウのために

「なぁじじぃ、これってどんくらい溶かせばいいんさ?」

教団に帰ったラビは、足早に自室に戻っていた

「あの時は適当じゃったからのぅ…」

「オイこらパンダ」

ラビの発言に、痛快パンダパンチが繰り出されたのは
言うまでもないだろう

たしかに、治療の心得があるとはいえ
ブックマンのそれは針によるもの
彼は薬師なわけではない

「しょうがねぇな…味思い出しながら作るか…」

暖かい湯に、ハチミツを少しづつ混ぜる

「ん〜…まだ薄いかな…」

味をみながら少しづつ

「ま、栄養あるもんだし、多い方がいっか」

だんだんと面倒になってきたのか、多めに溶いたハチミツ
冷めてしまわぬうちにと、ラビはそれを
目的の人物のところへと、届けにいった
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