Dream

□護ってくれて…・中編
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―それはまだ、咲音がまだ空座町に来て1ヶ月ぐらいだった…



まだ完全に道を覚えてないのに
寄り道して迷子になっていたι





「ここどこ〜〜(>_<。)!」




と咲音は嘆いているι


そんな時だった…






「君迷子なのー?
よかったら俺たちが案内してあげようか?」


と柄の悪い男の人達が咲音によってくる


おそらくナンパとかそういったたぐいの者だろう…




「え?あっ、だだだ、大丈夫です!」





クラスにいる静かな男でさえ怖いのに
こんな金髪で目つき悪い人と行動しなきゃいけないだなんてたまったもんじゃない!



逃げるように走りだそうとする咲音
だが、

「遠慮しなくてもいいじゃん!」


と肩を掴まれる



「ひゃあ!ええ、遠慮なんてしてません!
は、離してください!」




どうしよ……こわい…!




「その制服どこの学校?」



そんな咲音をよそに男達が囲んでくる



「――ぐほォ!」



咲音には一瞬、何が起こったんだかわからなかった


ただ目の前にいた男がうめいて倒れる



そこから見えてくるオレンジ頭



「なっ!てめぇは黒崎…!」


「え…?黒崎…くん?」

「そいつを離してやれ」


一護が咲音を囲んでいるやつらを見て言う


「あぁ?なんでお前にそんなこ――ぐはァ!」



言葉の途中で一護の蹴りが入る



「いいから離せって言ってんだろ!嫌がってるだろ!」


「黒崎てめぇ…!」



そして殴り合いが始まる…




一護が一人で何人もの人を倒していく


…強い






殴り合いしているとこなんて見たくなんてないけど



こんな形だけど自分のこと助けてくれた黒崎くんがカッコよく見えた





咲音に絡んできた男を1人で全員倒した一護は


「大丈夫か?」と、
咲音に気遣ってくれた



「だ、大丈夫…です」


「そっか、ならイイヤ
こんなとこ一人で歩いてっとまたさっきみたいに絡まれっぞ

…送ってこうか?」


「え!?あ、その…」


「別にお前が一人で大丈夫ってなら構わねーんだけど…」


「イヤ、あの…お願いします!」



咲音はとっさにお願いしてしまう




いつもだったら男の人になど頼み事などしないのに…



一護はふっと笑い言う


「うんじゃ行こうぜ!
家どっちだ?」


「え…あ、その……わかんないですι」


「は?」


「あの…だから……
迷子になっちゃった…」

「迷子って…ι
じゃあどこらへんか、とかわかるか?」


「うーん…」


「……
学校まで一端戻るかι」

「…はいι」






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