Boys love

□初まり 冬獅郎Story
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突然
 
あいつは俺の前にあらわれて


 
俺はあいつに狂わされてしまった。
 
 
 
 
 
 
 
 
そう…
 
 
 
 
 
 
 
あいつとは、
 
 
元旅禍で現在は死神代行の黒崎一護のこと。

 
 
 
あまり話したことはないのだが
俺はなぜかあいつのことが好きだ。
 
 
 
 
あいつは俺のことなんて
なんとも想ってなさそうだが…
 
 
 
 
 
 
「日番谷くん!今日は黒崎一護くんがこっちに来てるんだって!」
 
 
突然、雛森が俺に言ってきた。
 
 
「『日番谷くん』じゃなくて、『日番谷隊長』だ!それより、今言ったことは本当か!?」
 
 
雛森は俺が黒崎のこと好きなことを知っている。

だからこのことを俺に伝えに来てくれたのだろう…
 
 
「本当だって!阿散井くんが見かけたっていってたもん!」
 
 
「そうか…」 
と呟いて、俺は黒崎の霊圧をさぐってみた。
 
 
 
 
確かに黒崎の霊圧を感じる…。
 
 
「本当に…黒崎はこっちに来ているらしいな。」
 
 
「でしょ?」

と笑顔で言う雛森。
 
 
黒崎がこっちに来てると思うと自然に笑顔になってしまう。
 
 
「黒崎くんに会ってきたら?」
 
 
「え?でも仕事が…」
 
 
「大丈夫!あたしが乱菊さんに言ってきてあげるから!心配しないで行ってきなよっ!」
 
 
そう言われ
 

「松本が仕事するとは思えないけどな…」
 
 
と言いながらも俺は黒崎のもとにむかうことにした。
 
 
 
 
でも、
 
 
黒崎は俺のことなんて見てないだろうな…
 
 
 
 
まぁ…
 
 
仕方ねぇーよな…
 
男同士なんだし…
 
 
普通は気持ち悪いと思うだろうからな……
 
 
 
 
それでも
 
 
誰を好きになるかぐらいは自由だよな?
 
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