Dream

□護ってくれて…・前編
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バレンタインとかにチョコを作ったりしたけど、
結局渡すことができずに時が過ぎ



さすがに高校受検が近づいて恋愛どころではなくなってきたこの頃―…








同じクラスの黒崎一護に恋している少女咲音もまた、高校受検に追われて勉強している






時はすでに2月末に入り

恋している余裕などないとわかっていてもやはり気になってしまう…





もともと一護とは
まともに話したこともなく、こんな受検シーズンに話しかけることもできない







「はぁぁ〜〜」



思わずため息がこぼれてくる





せめてどこの高校を受けるかぐらい聞きたいのだが、それさえも聞けずにいるのだ







そんな感じで時があっという間に流れ、
受検も終わり、あとは中学を卒業するだけだになっていた





「受かるかなぁ〜…」



卒業なんかより、正直受検の方が気になる






そしてそれよりも気になるのが一護の存在










最後に想いを伝えたい…








あまり話したことないけどずっと好きでいる…






想いはどんどん募るばかりで









―…そのまま卒業式の日を迎えた






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