◆interest family◆

□キッカケ。
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「なぁ、ホントにいいのか?」

「ん、何が?」

「ヒッ!さっきの千年公の話〜!!
本当にやるの??」

「あぁー...ま、覚悟してた事だし。」

「でも、仲良かったんだろ??」

「…わかんないさ。特にユウにはどう思われてたかなんて。……ってそうじゃなくて、ブックマンなのに人の心に干渉しすぎた罰さよ。自分で決めた道だから仕方のない事。」


「……強いんだね、瑠矩..ヒッ。」

「強くなんかないさ。ただ、小さい頃からずっとそうだっただけ。
もうとっくの昔に慣れたさ。」

「…それが強いって言ってんのー。」

「そう?でも、教団出る時はさすがにちょっと...堪えた。」

「ふーん..。ま、それが普通の反応じゃね?」

「さぁ、俺には関係のない事さ。」


光のメモリーを持つ瑠矩。

彼の知らない所でその能力が働き出しているのを知っているモノはわずか3人。


年齢不詳の少女と年齢不詳の縦に細長い耳を持った男と年齢不詳の赤髪の男。

闇を纏う者は、計画通りに事を進める。


闇に背を向けた者は、静かに潜んで攻撃の隙を狙っている。


全ては人類、いや全ての空間の為に。
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