◆interest family◆

□光という名の矛。
1ページ/4ページ

神田ユウが失踪して1ヶ月が経った時、彼は教団から逃げ出した扱いになった。

帰還したら、重罪に処されるのだろう。クロス元帥だって4年も失踪して、実績出したからって何も咎められなかったのに、あまりにも酷い処分ではないか。
エクソシスト達はそう抗議したが受け入れられはずもなく、だが諦める事もせず今はコムイがなんとか説き伏せている。時間の問題だが、しかたあるまい。コムイだって辛いのだ。
コムイは捜索がされないだけましだと考えている。ユウは漸く教団から抜け出せたのだから。

でもエクソシスト達は特にアレンとリナリーは、そんな心中など察する事は出来ない。知らないのだから、仕方ない。だからといってこのまま、コムイが説き伏せ続けてもその場しのぎにしかならない。

「…仕方ない..か。」


コムイは、リーバーとマリを呼び寄せた。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ