その他

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「(隼人の隠し事って何だろう……)」



それから1週間くらいが過ぎた。日曜日に僕は暇だったから並盛の見回りをしている



「(隼人は26日に話すって言ったけど……やっぱり気になるな)」



僕も一応人間だ。そういう秘密事には多少の興味をひく

恋人の事であれなおさらだ



「(浮気じゃなかったら何だろう
沢田達とやるパーティに関係するのだろうか?
でも26日だから僕に関係する事なのか?)」



普段こんなに考えたり悩んだりしないからね。なかなかピッタリな考えが見つからない









「い、いらっしゃいませ」

「!?」



女の声で我に返った。いつの間にか僕は店に入っていたみたいだ



「ここは……」



隼人の誕生日プレゼントを買った店か。こことはよく縁があるな



「(そういえば僕があげたプレゼント、ちゃんとつけてくれていたな)」



隼人が好きなブランドじゃないから、つけてくれないかもと思った

そう言ったら「バーカ。お前がくれたモンだからつけるに決まってるだろ//」って言われたな



「ひ、雲雀様。本日はもしかしてクリスマスプレゼントですか?」

「クリスマスプレゼント?」



……すっかり忘れていた。そうだせっかくのクリスマスだから隼人に何かプレゼントをしないと



「そうだよ」

「ではまた貸し切りにしますね」

「そうしてもらうとありがたいね」



それでは、と言って僕から離れた店員

僕は早速隼人へのプレゼント選びを始めた



「(誕生日の時は時間がかかりすぎて、隼人を悲しませてしまったからね……
なるべく早く決めないと)」



一番近くにあったネックレスコーナーを見る



「(うーん、どれも隼人に似合いそうだけど……何か違うな)」



グルッと一周して、次はピアスコーナーへ



「(……だめ。耳たぶに穴を開けて傷つけるなんでだめだよ!!
それにピアスは校則で禁止されてるから……
今の格好でも校則違反しているのに、さらに校則違反させちゃ……)」



すぐに離れて、リングコーナーへ



「(でも隼人たくさんつけてるからな……
つける指がないかも………!?)」



ふと目に入ったリング。雲雀はそれを手に取り、まじまじと見る



「………これだ」



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